世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

別に「耽美大好き!」という訳では(笑)


読みかけの村山槐多の文庫本に収録されている短編*1について妹と話をしていたら「絵に描いたようなBLだね」と言われ。
「いや、大正時代の人だから」というと、「じゃあ絵に描いたようなBLの始祖」と言われ。
確かにまあ、そういう話なんだけど。


私、同じ本に収録されてる津原さんのオマージュ中編の中で、美少年をひそかに思っていた槐多少年が、あくどい級友たちの企みにはまって、相手の命を心ならずも奪う羽目になってしまうエピソードの方が好きだなあ。耽美度は槐多の方が上かもしれないけど……ってどっちもどっち?

*1:「殺人行者」。かつて恋仲だった男と再会し、結婚したばかりの妻を殺して出奔した男の話。