世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

切ない。


面白くない本を読んでしまった時。
しかもその作者が、もうあまり若くないと推察される時です。
長く生きていれば、かけがえのない経験の一つや二つあって、それが作品に深みを与えるはずなのに。書くことと真剣に格闘していれば、それがおのずと小説に現れるはずなのに。
うすっぺらい説教女の私でも、それが「アハハハハハ!」な二次創作であっても、言いたいことを必ず背後に詰め込んでおりますですよ。それが他の人にとっていい小説かどうかはわかりませんけども、だけど誠意のない小説って、読む人に対して失礼だろ。


そう、十代のうちだったらいいんですよ。まだ若いうちだったらね。叩かれて成長する可能性がある訳だから。
だけど二十代半ばをすぎても「なんで自分はまともな感想もらえないんだ?」なんて呟いてたら、創作家としてはオシマイだって自覚しようよ。
それはあなたが、読む人をまったく相手にしてないからですよ。