世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

むずむず……。


『軍神強襲』。
パラレルワールドだ、パラレルワールドだからなんでもありだ、と己に言いきかせつつも、胎動よりさらにムズムズするー!
ウェルズの『宇宙戦争』を元ネタにしてるんだから、子ども達が反射的に「タコ、タコ」いうのは、我慢できないでもない(孤児院の子たちがぱっと思い浮かべられるほどタコのイメージが定着したのはもっと後だったと思うけど、手元にSFマガジンがある訳じゃないから断言できないし)。
宇宙空間に射出されるデモンベインはヴェルヌが元ネタとはっきりしてるから、考証うんぬんをいうのはヤボだとわかってるよ。月旅行については、19世紀末には、手計算で行けることが確認できてた訳だけど、まあ、「ある日長いトンネルを抜けたら、火星だったので、そこで大統領になってみた」というよりはまともなんでしょうさ。


だけど、原子爆弾が比喩としてでてくる世界で、複葉機がヨロヨロ飛んでるってどういうこった……(複葉機がヨロヨロ、が時期的に正しい)。


積ん読にしてある本が多かったんで、とっつきやすそうなのから、と思ったのが間違いでしたでしょうか。
っていうかあの時代って、割と資料が残ってて、結構フィクションにも描かれてるからさ、考証ちゃんとしてないと安心して読めないんだよう。ライトノベルだからええやん、って言われそうですが、このゲームをプレイしてる層って、ある意味マニアでしょ? 私みたいな半端者より、ずっとこだわりあるでしょ? ひっかからないのかな、そういうとこ? こういうずらし、気持ち悪くない? それともそれ以前の問題だってこと?