世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

で、野音のMC部分


もう順番とかどこらへんだったかとか、メモがとれてないので思い出せません。記憶ですから間違っていても、ご容赦を。


・「船じゃないんじゃ」


三浦さんが、ライブタイトルにもなっていた「FRIEND SHIP」を「フレンドとシップ。友達と船。みなさんと僕らはひとつの船にのって、夢に向かって大航海にでるんです」と何度も力説。徳岡さんも「インストをポピュラー島へ向かって?」等と合いの手をいれていましたが、アンコール一曲目が終わった後、「今更こんなことをいうのもなんだけど、FRIENDSHIPってひとつの単語で、友情って意味ですよね? 船じゃない」と暴露。「え、だって野音のチケットでも二つの単語になってたし。じゃあいいです、これは船じゃない。皆さん、空に向かってこいでいくんです。最後の曲は“Sky! Sky! Sky!”」と半泣きの三浦さん。


確かに船じゃなくて、「スポーツマンシップ」とかと同じで、語尾につけて名詞化する「シップ」なんですけどね。
だけど徳岡さん、「大航海なだけに」の後は、いわないで欲しかったのです。「いわないでー!」っていったのに「大航海なだけに大航海」ってニッコリした徳岡さんは、オヤジでしたことよ。いくらもう30になるからって、ねえ?
「こんな着地点(音楽をやってるのにお笑いコンビのように扱われること)を予想してなかった」っていう徳岡さんですが、三浦さんのコントを笑えないと思います。


・またも「インレイ」話


三浦さんのギターが、例の恐竜のインレイがついてるものだとアピール。お客さんからの喝采に、徳岡さん「ちっともよくない。俺が釣り竿いれるようなもんやん」。三浦さん「別に釣り竿じゃなくても、魚とか」徳岡さん「魚もイヤや」
ここらへんはFCイベントなんかでも語ってましたが。
魚でもいやなのね、徳岡さん。


・「右袖が邪魔」


徳岡さん、登場時には黒の半袖Tシャツ姿。
室内ならステージは暖かいかもしれませんが、ここは野音。雨の後で日も暮れてきており、お客さんもみな上着を羽織っても震えるような寒さ。
「寒くないんですか」とお客さんに問われて「寒いです。手が震えてます」と答える徳岡さん(あとでくしゃみも)。「着たら?」と声をかけられて「せっかくここまで半袖できたんで」と返答。「革ジャン貸しましょうか。でも僕もぬいだら寒いし」という三浦さんを当たり前のように断る徳岡さんに「いじっぱりー!」との声。しかし演奏に支障があっても困るので、楽屋から黒の上着を持ってきてくれるスタッフさん。
いっけんモコモコで暖かそうですが、なぜかそれが袖なしジャケット。
「これじゃ意味ない」と苦笑する徳岡さん。新たにもってこられた黒いパーカーを着て、右袖をまくります。
客席から「結局半袖じゃん!」と声がかかり、それには「(演奏に)邪魔なんで」と答える徳岡さん。そして途中まで、そのパーカーをずっと着ていました。そういえば徳岡さんて、上着着ると右袖まくりますよね。三浦さんが全然気にしないのと、好対照です。


・「ヨモギダさん」


徳岡さんがMCの際「僕ももっとがんばらなきゃ、と思ったんですが」という話を一度しかけて、その後「もっと後でいいます」といったん話を中断。
後で「そうだ、ここでいうんだった(台本あったの?)」と切り出したその話は、野音のリハーサルの話。


吉祥寺のスタジオに、二人だけでリハーサルにいったある日、徳岡さんは休憩時間に煙草を吸うためにロビーに出たそうです。そしたら、数名の高校生らしい子たちが、徳岡さんを見てヒソヒソしている。こっちから「DEPAPEPEです」と挨拶するのもおかしいなと思いつつチラチラ意識していたら、突然「ヨモギダさんだ!」と囁かれているのに気付いて、ショックを受けたとか。
徳岡「めちゃイケヨモギダさんと間違われてたんですよね。あの人最近、音楽もやってるし」
しかし徳岡さんがショックだったのはその後のこと。
次の休憩の時、三浦さんも外へ出てきたら、その子たちが「あ、デパペペの三浦さんだ! じゃあさっきの人はデパペペのもう一人の人だ!」と反応。
徳岡「三浦は一発でわかってもらえるのに、俺はもう一人の人。そんな特徴ないんか、どうしたら覚えてもらえるのか、もっと頑張らんと、と思った」
三浦「僕はほら、モヒカンとか特徴出してますから。いやこれは、恐竜をイメージしてるんですけどね*1
徳岡「上半身裸とかでステージやらないと、覚えてもらえんのかと思ったんですが」
三浦「それの弱点は、いくらステージでインパクトあっても、普通の時はTシャツ着て歩いてますから、結局わかってもらえないことだと思います」
客席から「タイツは?」という声もとんでましたが「タイツはちょっと」と苦笑してました。


ライブ後半、徳岡さん、かなりの頻度で「ヨモギダ!」コールをされてました。


・「オレンジジュース」


今回は徳岡さんが先にミネラルウォーターを飲んでいて、三浦さんがオレンジジュースをのまないでいたので、客席から催促が。
さっそく蓋をあける三浦さんに「一気」コール。
「お約束ですね」と笑う徳岡さん。
三浦さん、二リットルのいつものを開けてがんばって飲んでましたが、そうですね、コップ一杯分ぐらいは一気にのんでたかな。
例によって「仕事場であるステージでジュースをのめるのは最高ですね」といってましたが、徳岡さんは苦笑。客席もあまり賛同してなかったかも?


・「応援団長」


「T.M.G」の前に、三浦さんはいきなり革ジャン(赤い裏地)を脱いで楽屋に走り込んでしまいました。「あれ、またミウラップ?」と思っていたら、赤い裏地の長ランに、左腕上部に、赤い腕章をつけて登場。
三浦団長「応援団長として客席を指導しにきた。ついてくるように!」
配布されていた赤い紙製のメガホンで、拍子を叩く練習をさせられます。
一拍から十拍まで。
その後は三三七拍子。
そして、「どうも三浦さんの長ランの第二ボタンが見えないな*2」と思っていたら、「第二ボタンをプレゼントします」と三つぐらい投擲。
せっかくの第二ボタンですが、三つもあったら台なしですぜ、三浦団長。


・「カムバックってなんや」


私はもらいそびれてしまったんですが、野音の開場時の列に、お兄さんが小さな紙をくばっていました。「身内でやることなんで、ご協力いただければ」と囁いてましたが、それはどうやら、「三浦、アンコール、徳岡、カムバック、DEPAPEPE、最高」とメガホンをつかって叫びながらアンコールするという指示書だった模様。
三浦さんがライブ中「アンコールの時はすぐ呼んでくださいね」といってましたが、その指示が通っていたお客さんは、客席が暗くなると同時に、メガホンで二人を呼びはじめました。
販促用のTシャツに着替えて、戻ってくる二人とバンドメンバー。
三浦「メガホンいいですね」
徳岡「裏までよく聞こえてきます。だけどこの(指示書を拾い上げ)、“三浦、アンコール”はわかるんですが、“徳岡、カムバック”ってなんです。僕、いなくなってないですよ」
それは確かに、徳岡さんのいうとおりかと。
どなたが考えなさったんですかのう。


こんなもんですかね。
あと徳岡さん、ほどよく髪がのびてて、ちょっと女の子みたいでしたが、可愛かったですよ?


あ、もうひとつ思い出した。
三浦さんが、雨を野音に三回来たお客さんのせいにしてました(笑)
まあ三浦さんが雨男とは誰も断定してないですけどね。

*1:「まさかそこまで恐竜だったとは!」と思いましたよ。「Di:GA」表紙の恐竜の絵も、ほんとうまいですけどね。正直、なんで適当なサックス(?)抱えてるのかわかんないんですが、「ミュージシャンとして、楽器より恐竜骨格の方がはるかにうまく描けてるというのはどうなんだ? さすが恐竜博士!」とでもいうべき一枚。

*2:若い世代のローカルルールで、第二ボタンをはずしているのは「恋人ができた」とアピールしている意味があるというのをきいたことがあるので、「まさか三浦さん」と思っていたのは内緒でも何でもありません。