世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

ブチ、いやBONESにつくらせたい……。


借りてきた「戦闘妖精雪風」、ちまちまみております。
これ、機械知性体である雪風と、パイロットの深井零の心の交流の物語のはずなのに。


ききしにまさる、ブッカー×零だよヲイ。


これじゃハードSFじゃなくて、ハード○イSFだ。
二人の関係の濃さしか、印象に残らんのじゃもん。


第一巻の最初からいきなりでした。ブッカーがまめまめしく、王道の口説き文句並べまくり。出会いからプロポーズまで一通りやりやがった。しかもブッカーの片思いじゃなくて、零も変になれなれしいの。一応上司のはずなのにタメ口だし、「(ブッカーが)俺の無事を確かめるのに、電話一本ですます訳がない」とか断言しやがるし。お互い、かたっぽが女と話すと目ぇそらしてウルウルするし、エンディングイラストも2ショットだらけだし。できあがってるよこの二人。こりゃ腐った目で見なくても、普通の男性が見ても、ブッカー×零だと思うわな*1。おそるべしGONZO。日本の♂♂アニメの金字塔をうちたてるのは、やはり貴方達なのですね。ゲーム版はやってないんで知りませんが、ここまでアレじゃないですよね、そうですよね?
ストーリー的なことだと、例えばトマホーク・ジョンの設定が漫画とまったく正反対だったり*2で(漫画を描く多田由美が、神林と完全に逆ベクトルだということはおいといて)、多少みていて混乱します。あと、戦闘シーンがやけにフニャフニャしてスピード感がないのは、JAMという得体のしれない敵の雰囲気を出すためなんですかね? かな?
しかしとにかく、あまりにブッカーが零にかまいすぎるわ、零はじゃっかんエキセントリックだけども、憂いを秘めた美形かつ普通に有能でアクティブなパイロットだわ、そんな二人は完全に公認モードだわで……あああ、これ出渕裕につくらせたいー! そしたらもっとメカメカしい話になったはずだよー!(でもそしたら零が八方美人になって、さらに違う話に?)
あと歌が無意味に明るいんですけど……一巻の終わりでずっこけたよ。あんな絶望的な場面になぜのんびりした曲を?


まだ最終話まで見てないんで、もう少しつっこんだ感想はまた後日。

*1:そういう日記を書いていたデザイナーさんがいたそうで……。

*2:あの名台詞「JAMの奴らには頭にくる」がなかったんだよ! うわーん。