世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

おまえって奴は。


江川広実さんの影響で、レナード・ムロディナウの本(簡単にいうと数学の歴史&物理学者の伝記)をぼちぼち読んでますが*1
二十歳のムロディナウが73年、キブツにボランティアに行った頃、髪が腰まであって、図書館で発見したファインマンの物理学の本に夢中になって、そのあまりの熱中ぶりに図書館員さんが、その本を持ってっていいよと言ってくれ、はきふるしたブルージーンズと交換して持ち出した、というくだりで。
萌えた。
そのあまりにも典型的なヒッピーっぷりに。


バカだよなー、と自分で思います。
萌えるとかじゃないだろ、そこ。


アメリカ帰ってから買えよな、ムロディナウ」というツッコミはなし。
それはいわゆる伝説の一パターンなのです。
結局ムロディナウは数年後、自分の論文が認められまして、(癌で余命いくばくもないと宣告された)ファインマンと同じ大学に招かれる、と展開するので。
お約束なんですよ。


しかし戦地にボランティアにいってるのに腰まである長髪って、すごいなー、すごいなー(だからおまえの萌えどころって間違ってるっていうんだよ!)

*1:今読んでるのは『ファインマンさん最後の授業』。最初に読んだのが『ユークリッドの窓』で、これが数学と物理の歴史の本。