世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

でもって、複数名義をもってた、某KKさんのこと


紙媒体でもネットでも、あちこちで追悼記事をみかけます。
私は“すでに読んでない”派なので(あ、新撰組物はちょっと読んだっけか?)、今さら何か書くのもアレなんですが。
いろんな意味で、正直な人だったんだろうな、というのが素の感想。


いやその。
ちょっと参考書ひっくり返していたら、KKさんの著作に、某CKさんが、あの人の若書きに若い読者がつくのはわかるけれども、“エゴが強すぎて辟易する”ってなコメントをつけているのに気がついて、「いや、あの人はむしろ、そういう激情を描いた小説に価値があったんだろう?」と改めて思ったところだったので。
「私を愛してくれ」「私が一番じゃなきゃ嫌だ」って、生き物の根源的な欲求じゃないですか。
そういう情熱を描いた小説(漫画にしても)は、面白いよ?
「現実にそんな風に熱烈に愛してくれる人はいないよ、なんて子どもっぽい!」と失笑するのは自由ですが、それって随分、さびしい話じゃないですか。
愛情って、理性で割り切れないからこその感情ですし。
熱烈に愛したり愛されたりしてる人たちにも、失礼ですよ(笑)って。
私自身が「曖昧なの大嫌い、白黒ハッキリつけてくれよ」な性格だからかもしれませんが……。