世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

フミコ・フミオさんはそもそも、某グルメレポ記事で知ったんですけども


大磯町の給食に異物混入が多発、まずくて残す生徒も……という記事が話題になってるのは知ってたんですが。
それについて考察する記事がでました。


私、この記事、めっちゃ正しいと思います。

http://delete-all.hatenablog.com/entry/2017/09/17/153008


元給食営業マンが話題の「マズい」学校給食を考察してみた。


(前略)


大磯町がこの委託金額をどういう根拠で設定したのかはわからないけれども、安全で美味しい給食を提供するには十分な金額ではない。契約形態に関していえば、食材の発注調達と献立の作成を町が請け負い、その他の調理盛付配送業務を業者に委託する方式(労務委託方式/学校給食では一般的な契約形態)の悪い面が出ている。この方式の場合、食材の発注調達と献立を作成する担当者と実際に調理をする業者と提供がなされる場所(学校)間の連絡が密に出来る環境が必要となる。今回の場合、大磯町の栄養士と委託業者(綾瀬市)と現場の距離がありすぎる。神奈川に住んでいる僕の感覚でいえば大磯町と調理業務を行う業者所在地まで1時間以上かかる。


(中略)


これは大磯町特有のファクターなのだが、なぜデリバリー方式を採用したのだろうか。コスト面を考慮したのはわかるけれども、隣接する平塚市二宮町は僕の知るかぎりデリバリー方式ではなくそれぞれ自治体でセンターを設置運営するセンター方式を採用して中学校に給食提供をしている(平塚の一部は自校式かもしれない)。平塚市はともかく予算規模的に小さな二宮町でさえ、給食センター方式を採用している、その理由について考察しなかったのだろうか。なぜ二宮町がデリバリー方式を採用しなかったのか。エリア内にデリバリー方式を安全に行える企業がないという前提条件は考慮されなかったのだろうか。この問題の根本には給食運営と安全性の確保に対する大磯町の甘い認識があったとしか思えないのだ


つまり、安い金額で参入してくれる給食業者に頼んだために、人も時間も足りない状況でむりやり弁当式の給食をつくっているので、工場の天井から落ちてきたビニールや虫や髪の毛が給食に混入し、それを取り除く余裕もない……ってそれ、マズい以前に、衛生面がダメすぎませんか……食中毒発生してないのが奇跡とかそういうレベルなんじゃ……。


私は自分の通った小学校の中に給食センターがあり、あったかくてオイシイ給食を食べていたので、冷たくて不味い給食に出会った時、「な、なんじゃこりゃ」って思ったんですが、それより更にひどいんだね、これは。


で、それが何のせいかっていうと、人件費をケチってるからですよ。
それ以外のなにものでも無い。


貧しい国の人を応援するために発足して、働く人に融資するグラミン銀行が、今度、日本にも参入してくるっていうんですけど、つまり日本はそれだけ貧しい国になっちゃってるんだよね……。


でもさ、なんでも安くすませればいいってもんじゃないんですよ。安かろう悪かろうですよ。
だから外へなんでも投げちゃだめなんだってば。
っていうか子どもにそんなもの食べさせて良いのか。


横浜の学校のお昼休みが15分しかなくて食事が終わらないっていう話も最近話題になりましたが、いったいどうなってんの、神奈川県……あやしい教科書が跋扈したり……頼むから子どもが死んじゃいそうな給食とか、即刻改善してくださいよ……!




あっ、拍手ありがとうござました……!