世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

声には出さなかったけれど。


本屋のレジ前に、豪華本の13巻が平積みになってたんです。
「あ」と声が出そうになった。
別のもの買いにいったんで、買わなかったんですけれども。
一瞬ぱーっと燃え上がるものがあり。


ざっと数えて、もう十年前の情熱です。
書くために当時、一年もの間、自分の中にあるものを掘り起こし続けたにしろ、あまりにも年月がたちすぎて、もう熾火すら残ってないと思っていたのに。


そうか。
消えてないのか。
じゃあまだあの台詞を、サイトタイトルとして飾っておいてもいいんだなあ。


時々むかしの書き物についてメールをいただいたりします。当時の情熱が、他の人の胸に燃えているものをかきたてる時があるのでしょうか。


そうか。
消えないんだなあ。