世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

はてなダイアリーって


どんな言葉で検索かけてやってきたのかが、ある程度わかる仕組みになってるんですが。
もしかして、中田譲治関連でひっかけてきた方がまだ結構いらっしゃる?
ええと、この日記よりも、『「特撮マニアに100の質問」にマニアでないのに答えてみる。』のコーナーをご覧下さい。


いや、曽田博久という脚本家が好きだったんです、当時。
ものすごい小ワザとギャグ*1と細かい伏線をきかせる人で、二時間の映画なんか書かせたら目もあてられないほどショボくなっちゃうんですが、短い連続もので変な勢いのついてる時は、次の週が待ちきれないほど面白かった。登場人物が徐々に齟齬をきたして離反していく感じが絶妙で、キャラがうまく立った時の曽田博久は無敵と思われた。
その中でも、サー・カウラー=中田譲治は、番組の救世主的に登場した悪役で、ドラマ全体を動かすキーパーソンだったので、めちゃめちゃ格好良く描かれていた訳です。ブチデザイン特有の、動きにくい甲冑で、しょっちゅう肩あてを揺らしてましたが、見せ場も立ち回りも結構あった。髭+長髪+黒の甲冑姿でほとんど素顔も隠されてましたし、声はあのとおり渋い低音ですから、当時若い娘であった私は、それこそ素直にキャーキャー言ってました。それこそ「さらわれてもいい!*2」みたいな。
実際は落ち着きのないおじさん*3に過ぎない訳ですが(うわなんてことを!)


なんていうか、全部イメージの問題なんだよなと思う。
ヒゲとか黒いコスチュームとか設定とか。
役者はイメージを表現するものなんだから、素なんてどうでもいい訳ですし。


というか、それだけイメージって大事なものなんだよな……だって今でも「カッコイイ!」と思うんだもん。何年たってるんですかホントに。

*1:ライブマンの頃あたりだと、「仮面ノリダーの方がまだ真面目に戦ってるよ!」と思うことしばしば。西村和彦×坂井徹、好きでしたけどね。

*2:カウラーのポジションは、改造実験帝国メスの傭兵隊長でしたが、基本設定はエイリアンハンターといって、使えそうな宇宙人を見つけるとさらったり部下にしたりしていただけで、人さらい以外の何者でもありません。

*3:現在は五十をこえているにも関わらず「PSPの最後の一台を買ったよ!」と二回り以上若い俳優(福山潤)たちにみせびらかす無邪気な人であるだけでなく、どんな芝居やインタビューでもウロウロと視線が定まらないのは何故ですか。