世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

洞察力がないのだ。


特に親しくない人でも「肩こってるね」と触ってくれたり、「ナリハラさん大丈夫? 私もつよ?」などと言われがちな私です。縦も横も平均以上ですが、ぱっと見、虚弱なのでしょうか?(雰囲気が誘い受ってこと? そんなに背中丸まってるかな、ため息多いのかな?)
たしかに頑丈ではないので、素直にお言葉に甘えるのですが。


そういう時ふと、病気をした頃の知人を思い出したりします。
その夏は急に十キロも痩せ、本当に体力がなくなり、二階の自室にあがるのにも、階段の手すりにしがみついてよじのぼるようにしないといけないほど。自転車で出かけても、すぐに息切れしてしまい、電車でも長時間の移動はとても無理、というひどい状態で。
しかしどうしても用があって、何人かで知人の家にいくことになりました。長い坂をだらだらのぼって行くのです。当然、他の人より、遅れます。
その知人に、病気のことは話してありました。
が、「こんな坂ものぼれないの?」と冷笑され。


また、別の時も、前日ほぼ徹夜で作業して、腕がほとんどあがらないような状態で会った時、ジュースの缶をいれた段ボールが運べなくて「ごめんなさい、これ動かしてもらえますか」と言ったら「こんなものも持ち上げられないの」と冷笑されたことが。
私がどんなに準備に苦労していたか、知らせていたのにも関わらず、です。


いま思うに、「あの人って、基本的な観察力、洞察力に欠けていたのでは?」と。
愛すべきところもある人でしたが、あの台詞は、すくなくとも、頭のいい人がいうこっちゃない。他の人もきいてる訳だし? 正直な人なんだろうとは思いますが、そんな見下した物言いをする必要はない訳で*1


振り返るべきは我が身なんだよ、とは思うんですが……。

*1:私だけでなく、周囲の人に「意外にデブね」ぐらいのことは平気で言う人ではあったんだよな……嫌われるよな、普通。