例年、職場で義理チョコを配りますので、14日には、そこそこ、お返しが来ます。
今年は、ささやかながら、ジョークチョコも配りましたので、袋にまとめたらズッシリ、ぐらいのお返しが。
これでしばらく、甘い物に困りませんよっていう。
ところで、お返しを見ると、その方のご家庭の様子が、うっすらわかる気が。
1)チョコの倍額から三倍程度の、老舗の美味しいお洒落なお菓子の場合。
これは、十中八九、奥様が選んでます。
来たチョコの数も、誰からもらったかも、ぜんぶチェックされています。「ごちそうさまです、美味しかったです」というと、「奥さんが選んだんだ……」といわれます。
悪い虫がつかないようにしてるんですね(ニコッ)
2)ちょっとひねったものや、駄菓子系の場合。
これは、ご自分でお返しを考えてます。奥様もチェックしてるかもしれませんが、自分も甘い物やお菓子が好きなタイプ。むしろ、奥様は、旦那様の健康を心配していて、野菜たっぷりの愛妻弁当をもたせているご家庭の感じ。これはこれで、大変ありがたく、素敵だなーと思います。
ただ、コーヒーとか、たくさんもらうと、余らせてしまう私……甘い物もらうだろうからっていう、お気遣いなのにね……。
3)大箱でお菓子を買ってきて、みんなで一個ずつとって、の場合。
忙しい人です。
しかもそれが、今ひとつぱっとしないタイプのお菓子であった場合、たぶん、ご家庭で、奥さんとの会話が成立してません。たぶん普段も、お土産なんて買わないのでしょう。
4)お返しがこない場合。
これは、お送りしたものが、「お気に召さなかった」「おまえからは来年はいらない」という意思表示なのだと思いますので、翌年はお渡ししないようにします。
さて。
いただく側としては、せっかくですので、1と2が嬉しいわけですが、今回は超弩級がきました。
「なりはらさん、さっき渡したの、早めに食べてね、ナマモノだから。今日、思ったより、あったかかったから、もしかして持ってくる途中で、とけちゃったかも」
びっくりして、あわてて、休憩室の冷蔵庫に入れにいきました。
お昼の時に開けてみたら、可愛い笑顔が描いてあるロールケーキで、プラスティックの可愛いフォークがついていますが、どこのお店かわかりません。
仕事のできる人なので、「ナマモノ??(処理が大変)」と思いながら、いただきました。
味はもちろん、おいしかったです。
あとで「ごちそうさまでした、美味しかったです、びっくりしました」とお礼を言いに行ったら、「ごめんねー。あれ、娘の手づくりなんだ」
二度びっくり。
娘の手作りケーキ?
なにその、最強の虫除けアイテム。
ホワイトデーに愛娘自慢する人に、言い寄る人はおるまいよ。
ハンサムには、苦労がつきものですな。
しかし、いただく側からしますと、やはり、日持ちのするものを。
せめて一週間ぐらいの……!
最強過ぎて、ありがたすぎますので。
おかげで、娘さんにお礼をお伝えくださいっていうの、忘れちゃったよ……。