世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

親がテレビっ子で歴女なので

大河をみてると大概、母が解説してくれるのですが、入院していたりショートステイに行っていたりで、日曜日にあまり家にいないわけです。

しかも今の大河はこれから鎌倉時代に入りますよっていう、私があんまり詳しくない時代の話なので、吾妻鏡ちょっとよんで、予習しているぐらいなのですが、やっぱり解説されないと、いまいちわかんないっていう(いくら調子が悪いとはいえ、頭が悪すぎないか)……。

ただ、佐藤浩市が演じている、上総広常は、親もあんまり知らないみたいで、「佐藤浩市、可哀相すぎないか?」と言っても「上総介って言われると信長が浮かんじゃう」といって解説してもらえません。

なんと吾妻鏡だと、脱落している巻で殺されちゃってて、「殺しちゃったけどあいつ裏切ってなかったわ」って後でわかって、頼朝が後悔するところだけあって、「うわひどい」と思うわけですが、ドラマの上総介は、人望と二万の兵力があるから頼朝によばれたのに、「(かけつけるのが)遅い」っていきなり叱られるわ、「おまえ年寄りで見栄えしないから、先頭に立たせるのやめるわ」とか侮辱されたりもしてるのに、頼朝にすごく力をかしてやって(人格者だ!)、いろいろ努力もしてるのに、「あいつ人望があるから、脅威になる前に殺そう」って展開になってて「うわひでえ」になってます。次回で殺されるらしい。ひどい。ほんとひどい。妹が「小栗旬、死神だよ。あれわざとでしょう」と言ってましたがわざとじゃなくてもひどいよ。

 

あと、いま、グラナダTV版のシャーロック・ホームズの再放送をずっとやっていて、それも見ているのですが、初出の時にカットされて露口茂が声をあててないところは全然声の違う声優さんがあてていて、それだけでも混乱するのですが、そろそろネタ切れでスペシャル版(一年に一回で、短編を無理矢理2時間に引き延ばしている)ところまで来ており、「サセックスの吸血鬼」とか原作のかけらは一瞬しかなく。結末もひどかった。今週オンエアされた「犯人は二人」なんて最初の1時間はまったく無意味、しかもこれ最後、レストレード警部が「(殺害)犯人は男二人だったようですよ」という台詞があるんですよ。「チャールズ・オーガスタス・ミルバートン」という原題なのに「犯人は二人」って訳されることが多いのはそのためで、今回完全版だというのに、その台詞がなかった。というか最後に警部は登場しなかった。思わず「なんだこれ」って言ってしまいました。親はテレビっ子なので、最後まで私につきあって、車椅子でみてましたが、気の毒なことをしたと思いました。

 

犯人は二人 – Text-Revolutions

私が書いたこっちの方がまだマシだと思う。ジェレミーの無駄使い。

 

まあ、テレビが見られるところまで回復してきたと思おう……。あんまり回復してないけども。

 

 

歴史書を読み解くと見えてくる、上総広常が粛清された「本当の理由」(呉座 勇一) | 現代新書 | 講談社(1/2)

たしかに嫌がりそう……説得力のある説を読ませてもらいました。