世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

誰かの役に立つかもしれない創作のヒント★その4:プロットとは何か

こんばんは。鎮痛剤のせいでちょっと眠い鳴原です。

昼間は久しぶりにオンラインで友人の顔を見てきました。

離れていてもリアルタイムで話せるのはいいですね……。

 

今晩は、プロットについて思っていることを書こうと思います。

 

・プロットとはなにか?

 

物語を書く時、プロットをするかしないかは、その人の自由だと思います。
が、プロットとは何でしょうか?
実は創作の本を読んでいても「それはプロットの説明ではないのでは?」ってことがあったりします。

ものすごく簡単にいうと「AとBが衝突してCという結果になった」という、作品の基本構造のことです。
美少年興信所だったら「大人たちに狙われている少年がいる。彼を助けるためにある青年が、問題の根源を解消しようとする」でしょうか。ネタバレになるので、これ以上書けませんが。
私はシーンから考えていく派なので、このプロットの作業をあまりやってきませんでした。むしろ長い小説の場合、シナリオで言うところの「箱書き」をやっていました。「この話はだいたい十章で書くとして、この場面ではこれが発生してこうなる、次の場面ではこれが発生してこう展開する」というのを書いておくのです。そこまで考えておけば、あとはシーンを書き込んでいけばいいだけなので、結末までブレずにすみます。

 

プロットが必要なのは、物語の方針が決まらない時です。
この人物とこの人物はこういう力関係で、メインアイデアはこれ、だけど話をどこへもっていく?という時です。
私はだいたい、A4かA3の用紙に、人間関係を書き出します。それとにらめっこします。何と何が衝突してどうなるのか?を考えます。できればその時に名前もつけます。
そうすると必要なシーンも見えてきます。冒頭ができていて結末が決まっていれば、長いものでなければ、これだけで書けます。だいたいは。

話がどうしてもブレてしまう人は、プロット作業をきちんとやった方がいいと思います。
ただ、ブレていくのも味なのでやらない、というタイプの人もいるので、好き好きではあります。
あと、キャラクターにいっぽん芯が通っていれば、話が当初の予定と変わっても、そんなに問題がないというのもあります。キャラクターが思いも寄らぬ結末を選ぶことは、私もよく経験しています。

 

 

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