世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

こっそりもらい泣き

今月から給与関係に新しい要素が入り、月末〆がどうしても終わらなくて、二時間ほど電話番をはずしてもらって、フロアの隅っこで必死で電卓を叩いていたら、やはり残業でどうしても帰れない課長が家に電話を入れていました。
きくともなく内容が耳に入ってきまして。
うっすら瞳が潤んできちゃった。


いいお父さんだ……。


なんで家族があんなに慕っているのかよく解りましたよ。内心では「ふう」とため息ついてても、子供の前では「お父さん」だからだ。子供の辛さによりそいつつ、親としてのサポートを約束している。その助力が根本的な解決につながらなくてもいいのですよ。頼もしい親がいる、という事実そのものが、子供を救うことがままあるからね。


小説中の人物の家族構成で、何気なくでてくるエレメントがあります。頼れる祖父、病弱な母、相手を突きはなす男親、道徳心の強い妹。それってまんま自分ちじゃねえかよ(病弱な母=若くして亡くなった祖母のイメージ)と思う訳ですが、だって他の家族はしらんのじゃもん、それが基本になるよな。


たまにはイイお父さんでも書くか……と思った日でした。