世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

相変わらず悪夢ばかり。


誰かと言い争う展開になる夢ばかりリアルなので、やはりいろいろ溜まっているものと思われ。
幾つか原因は考えられますが、それはまあいいや。
とりあえず、休めるときは休んでおこう。一時間余計に眠っておこう。


『ベル・ジャー』*1、なんとか読み終えました。学生時代に原文で読んだ場面も確認できました。
しかし訳者の解説にはびっくりしたよ、あの凄まじい流血シーン*2を「成長」といっちゃうんだもんな。二十歳の私は、気持ちが悪くて昼飯が食えんかった。しばらく強烈なイメージが残ってて、同級生に「どうしたの」と言われるぐらい怖かった。小説の全体的な流れの中でも、それがヒロインの自殺行為の頂点であるので、どこをどう読んで「成長」とするのか……その行為によって誰かと感情的な絆が発生して本人に変化が芽生えたというのであれば、どんな怖い場面も成長といえるかもしれないけど、むしろ逆だし。話の流れや要素については掴んでいるようなのに、なんでそんな風に読むのかわかりません。エスターの気持ちに寄り添えない人なんだろうな、たぶん。


原文で丁寧に読んだ方が良かったかもしれないです……とりあえず解説よまなければいいんだろうな、たぶん。

*1:釣り鐘型の壷の意味。自分だけでなく、みんな伏せたガラスの壷に閉じ込められているというヒロインの感覚を表現した題名。

*2:ヒロインが、自分を裏切っていた彼氏から逃れるために、二度と会わなくてすむ男と儀式的に(しかも避妊具を入れて)やるんですが、そしたらどうしても血がとまらなくなって、何でどう押さえてもだめで、結局病院へかつぎ込まれるくだり。彼とは別の理由で別れることができるのですが、体調のわるい人は不用意に読まない方がいいかもしれません。つまり、原文で読んだのがここ。