世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

それが普通だと思っていたのです。


「○○さんて、最近かなり顔色悪くないですか? 何かきいてません?」
「え、○○さんてあんまり表情のない人だから、全然気付かなかったな」
で、おしまい。


えええええー!と思ったんですよ。
そういう情報って職場内で共有して、上司なり、そういうフォローの得意な人なり、親しい人なりがその人をケアしに行くもんだと思いこんでいたので。というか、最初の職場では、そういう報告はむしろ基本的な義務で、しないと怒られるものだったので、なんとなくどこでもそうなんだろう、と。
うーむ、あの低賃金で、何のフォローもなしなのか。定着率悪い訳だよ。労働力の使い捨てだ。


「あ、あの人、今、自分が死ぬか、誰か殺さないとおさまらない心境だ」とか。
「あれ、あの人、笑ってるのに瞳が泣いてる」とか。
「あの人疲れきってる、近いうちに身体壊すか、事故おこして休むぞ」とか。


そういうのって、私のようなぼんやりでも、印象として入ってくるものなので。
何か手だてってないのかなあと思う。
ちょっと余裕があれば、声をかけたりもするんですけど。
そういうの、あんまり上手じゃないんだけど。


社会人失格だとは思いますが、私はどうしても自分をとりつくろえないので(気にいらなきゃ聞こえるところで人の悪口いっちゃうあたり、浅慮な輩というべきでは)、疲れている時は「疲れたぁ」、具合が悪い時は「気持ち悪いよー」と言葉にしてしまいます。「疲れている時こそニッコリ笑顔を見せるのがプロ」と言われたら「プロ失格でいいです、無理です」と言っちゃう口です*1。「それが大人です」と言われたら、「大人じゃないです、無理です」って言います。それが言えなくなったら、私の場合「終わり」です。
でも、それは自分だけだろうか、と思ったりもするんですよ。


私の場合、足りないスキルがありすぎなので、多少つくろえるようになった方がいいんですけどね……。

*1:「納期に間に合わせるのがプロ」と言われたら「頑張らなきゃ」とは思いますけどね。誰かに迷惑をかけるのがハッキリしてるから。でも笑顔は……相手を不愉快にさせるかもしれないが、楽しくもない時に笑えないよ。