世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

まだ若ければ、まさか本人とは。


年賀状の返事に、寒中見舞いがまざりはじめました。
その中に、一枚見慣れない名の男性からのハガキが。
なんだろう、と裏返して絶句しました。
「生前のご厚誼に対し、心よりお礼申しあげると共に…」
なくなられたのは、以前同じジャンルで同人活動をやっていた女性でした。
その当時、偶然うちのご近所に住んでいらしたそうで、それがご縁で、ぽつぽつと励ましのお手紙などいただいていたのです。
ショックでした。
おそらく年齢的にもそんなに隔たっていないと思われる方が亡くなったこともそうですが、娘さんを亡くしたお父さまが、新年から一枚一枚手書きで丁寧なお知らせを書いて、悲しみを新たにしているかと思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいに。


ふだんは「私は明日死んでも困る身ではない」と思っていますが(未練のあるものは書きかけの小説ぐらいなのですが、死んだら続きが書ける訳でないので、つまり未練にもならない訳です)、そんな「いい気な娘」の私でも、さすがに今晩はそうは思えません。


謹んでご冥福をお祈りします。