世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

本棚バトン?


TANEさん(ビニルシアター)から、ずいぶん前に「本棚バトン」をいただいておりました。
ただ、7月の日記Book Batonを答えてしまっている上、差がわからないので、今回は軽めに。


Q1:家にある本棚の数→15〜6個ぐらい(いや、天井裏にもっとある)。そのうち、私専用の本棚は5つ程度。共用はもっと。


Q2:今読んでる本→大正〜昭和初期にかけての日本文学とその近辺をおさらい中。


Q3:最後に買った本→注文中なのでこれから来るんですが。図書館にないのでアマゾンで探したら、いきなり「あなたは18歳以上ですか?」の表示が。内容と解説をみるに、女性対象のソフトな推理小説のはずなんですが、どうやら官能小説カテゴリらしい……のでナイショ。


Q4:よく読む本・また思い入れのある本(5冊)→5冊といわれてもこれがまた困る訳です。十数年前だったら、書いていて煮詰まったら乱歩。文章を整えるつもりなら久生十蘭。あとはギリギリ、中井英夫
中井は今はもうまともに読めなくなっていますが、最近「卵の王子たち」という短編をよく思い出します。近未来、ひきこもりの子どものために開発された卵の形のカプセル。それに閉じこもっていれば安楽に暮らせるし、絶対安全に守られているはずなのに、中の少年たちが何人も殺されてしまい、その犯人はつかまりません。連続密室殺人と思われた、その事件の真相は……という話。1978年発表の小説ですが、作者本人が警鐘小説であると語っているとおり、30年後の日本、この小説で書かれている世界とあまり隔たっていないような。あんな人の予言があたっちゃうなんてイヤだな、と思う私だったりするのでした。


Q5:次に5人指名→回せる人には回してしまったので、ここで止めておきます。