世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

ブロークバックマウンテンも


まとまった感想は後で近況で書きますが、とりあえず今時点の感想を。
ネタバレしてもいいという方は、以下へどうぞ。



「途中までは同性愛の映画だが」ってコメントをよくみるような気がするのですが、最初から最後までゲイのカウボーイの映画以外の何物でもないです。元の小説を読んでいないのでなんともいえないのですが、原作よりさらにスタンダードでわかりやすい♂♂物にしあげてあるんだと思うよ。どこが友情なんだよ、誘い受けの場面だって、本当に直接的だぞ。思わず「マジか!」って呟きそうになったし。


しかし19歳で知り合った運命の相手イニスと、断続的にでも20年続いて、あきらめようと別の男と所帯をもとうとした矢先に死ぬジャックって、可哀相だと思うより「幸せじゃん!」と思うのですが。アンチゲイの連中に殺されるというラストはありがちでよろしくないけれども、そのおかげでイニスがジャックの両親に会いにいってくれたり、「これからはずっと一緒だよ」って、あらためて独身を貫く決心をしてくれるんですぜ。なんだそりゃー・と思わないでもなかった。


だったら徳岡さんに嫌われる(叱られる)のが怖くて「僕だって徳岡さんを」ってどうしても言えない三浦さんの方が、よっぽど可哀相だわ!(だから、く・ら・べ・る・なー!)