世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

TRICK+TRAPに行ってきました。

戸川安宣*1が、東京創元社をしりぞいた後、ミステリ専門書店【TRICK+TRAP】で、後進にアドバイスを続けてらっしゃるということは知っていました。
その公式サイトに、年明け早々、「閉店」の告知が出まして。


いや、戸川さんの具合がよくないという話は、あちこちのブログで見ていたのです。しかし、2月12日が最終日、それまでも週末の数時間しか開けない旨が書かれているのを見ては、急いで行かない訳にはまいりません。一度もお目にかからないで後悔するという経験は、もう、したくない。
幸い、雪も心配なさそうでしたので、午後の吉祥寺へ。


店内は、閉店を惜しむお客さんや作家さんでいっぱいでした。奥の方に進むことすらできない。本はあきらめて、オリジナルの一筆箋を買い、レジの前で思いきって自己紹介をいたしました。


緊張。


お店を出てから、かえって心臓がドキドキしてきました。
というか「そうです、そうです」以外に返事ができなかったんですね。うぶな若い娘のように(私のようなおばさんでも、戸川さんから見たら、それ以外の何者でもないでしょうが)。


ものすごく当たり前のことですが、いつも油断せず、どこで誰に見られても恥ずかしくない仕事をしてなきゃ、いけないんですよね……あああああ!

*1:元・東京創元社社長。編集長のイメージの方が強いですね。「幻影城」創設時にも関わってらっしゃいますが、そんな説明も今さら必要ないですね?